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2011年12月

2011年12月 6日 (火)

失敗してもやり直せる、いざとなれば取り外せるパーツ接着方法(2)

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「取り付け時に接着剤がはみ出して失敗してもやり直せる、また接着後いざとなれば取り外せる」接着剤を探して”乾かして貼って剥がせる液体のりピットマルチ2(トンボ鉛筆)”を購入してみました。部屋にポスターなどを貼りたいが後できれいに剥がしたいといったような条件に使えるところが売りのようです。

 

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実際に出してみると、容器から出した瞬間は白い液体状(木工用ボンドのような感じ)で乾くとつやありの透明状態になります。で、乾いているのですが固体化はしておらずやわらかい状態でべたべたしておりこのべたべたで対象に張り付きます。

ちなみに乾く時間ですが薄く延ばした状態だと数分で透明になりますが、多めに盛り上がった状態だと中側が白いままでなかなか乾かないといった感じです。

イメージはガムテープの粘着力をどこにでも実現できるのりと

いった感じで、接着強度も同じくらいでしょうか。

 

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ピンセットでつまむとこのように伸びる柔軟性があるので、”手すりパーツを引っ掛けた”といった場合も接着部分が延びてパーツは折れずに済むといったことが期待できます。

 

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なおこのままピンセットでつまんで全てののりを取り除くことは難しく、取り除く場合はセロハンテープなどでのりの部分をぺたぺたくっつけることでセロハンテープ側にのりがくっつき取り除くことができます。このあたりはシールを剥がした際に残ったのりを取り除く感覚と同じです(下手にピンセットや手で取ろうといじくっていると、黒く汚れてきて車体にこびりついた感じになってしまいます)。水分を吸収する対象物で無ければきれいに取れると思います。

 

実際の取り付け方法は以下の感じになります。
例 LILIPUT HOゲージ DRB SVT 137の手すり

 

(1)接着する前にパーツと取り付け穴がうまく差し込めるか確認しておきます。あまりにきつい場合などは少し削るなどして調整しておきます。

(2)ピットマルチ2から直接パーツにつけようとするとのりが出過ぎる場合があるので、一度作業用の紙などに少量のりを出し、爪楊枝などのりをすくってパーツの差込部分に少量伸ばすように付けます。

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(3)パーツを取り付け穴に差し込みますがタイミングは(1)のパーツの状況によって使い分ければいいでしょう。

 ・パーツと取り付け穴の状態がゆるい(隙間が多い):”乾く前”に差し込み(のりがはみ出す可能性はあるが隙間を埋めた状態で接着してくれる)
 ・パーツと取り付け穴はほぼぴったり:”乾いた後”に差し込み(乾いたあとなのでのりがはみ出す心配があまり無い)

のりの量によりますが薄く伸ばしてつけた場合は4~5分、多少大目につけた場合は30~数時間ぐらい経過すれば粘着状態になっているようで、いざとなれば取り外すこともできます。

 

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なお(3)の段階でのりがはみ出した場合ですが

(4)とりあえずそのまま差し込んだ状態で乾く(透明になる)のを待ちます。

(5)パーツをゆっくり引っこ抜きます。そうするとのりのはみ出しが極少量であれば他ののりと一緒にくっついていると思うので、のり部分を取り付け穴に押し込むようにして再び差し込めばのり部分が見えない状態で取り付けできます。

(6)かなりのりがはみ出している場合は、一旦パーツを引っこ抜き、車体側に残ったのりをセロハンテープでぺたぺたして取り除きます。そして再度(2)からやり直します。

 

これで、気楽にパーツ取り付け作業ができそうです。
利用する箇所として考えられるのは
・手すりなどの車体外装パーツの接着
・貨車の積載パーツ仮固定(何回も付け剥がしして粘着部分が弱ってきたら新しいのりにすればいい)
・車内の人形の取り付け(位置が気に入らなければ何回でも変更できる)
・レイアウト上の建物など構造物の仮固定(いざというときは取れるようにしておく)
・ナンバープレートパーツの取り付け(これは日本型Nゲージの場合ですが、どのナンバーするか迷う場合でも後で付け替え可能なので一旦取り付けて体裁を整えられる)

等でしょうか。

あと思ったのですが鉄道模型店でぜひ「マルチピット2」を取り扱ってもらいたいです(他に”やり直せる接着剤”があればそれでもいいのですが)。
HOゲージ、Nゲージのプラ完成車両を購入する人の中には(走らせて楽しみたいがために購入するのであって)工作の知識や道具には詳しくない・興味無い人もいると思います。
そんな人がパーツを接着するとなったときにどのような接着剤でどう作業すればうまくいくかわからず困ってしまう、また接着に失敗した車体を見て嫌になって鉄道模型の興味がそがれてしまうということがあるかもしれません。
なので失敗してもやり直せる接着剤があるので気楽にパーツ取り付け作業できるとアピールしてくれたらなと思ったりします。

 

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2011年12月 4日 (日)

失敗してもやり直せる、いざとなれば取り外せるパーツ接着方法(1)

 鉄道模型車両は実物をより精密に再現するために、手すりや屋上・床下機器などの立体部分を別ディティールパーツ化して表現するようになってきています。それ自体は見栄えがよくなっていいことなのですが、別パーツを自分で取り付けなくてはいけないものがあります(この辺りはヨーロッパより日本のKATO・TOMIXといったメーカーが作る日本型プラ車両(HO、N)の方が作業量が多そうです)。
 また最近はこれらのディティールパーツが最初から取り付け済みの車両も増えてきておりこの場合は取り付け作業不要ですが、パーツは「車体の取り付け穴」と「パーツ差し込み部分」の摩擦により止まっている(圧入)の場合が多く、穴の精度が悪いと何かに当たった際にぽろっとパーツが取れる場合があります。
「車両を箱から出して走らせて仕舞って・・・」と繰り返し遊んでいるうちにワイパーや手すりパーツが知らないうちに落ちて行方不明になって探し回った経験がある方もいると思います。

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ROCOのHO CD(チェコ国鉄)754ですが取り付け済みのワイパーがいつの間にか行方不明・・・

ということでパーツ類は接着剤等でつけた方が安心して遊べるとは思ってはいるのですが、いざ行動を起こそうとするとちょっと気が重い。その理由を考えてみると・・・

[1]接着の失敗(接着剤のはみ出し)が怖い

元々取り付け穴と差し込み部分はぴったり合うように作られているのだから、接着剤を付けて差し込むと余分な接着剤がはみ出る可能性があります。はみ出した接着剤は何かしらの手段で除去することできなければそのまま固まって残ってしまい模型車両の見栄えとしては最悪になってしまいます。決して安くない車体に対し毎回一発勝負で成功させるのは技術と度胸?が必要と思ってしまいます。

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中古で入手した車両における前オーナーの苦労の跡。右側は手すりの接着に瞬間接着剤を使用したため白化現象がおき近くのガラスまで白くなってしまっている。


[2]接着して取れなくなるのは困る

接着をするということは車体とパーツは固定され取れなくなります。パーツが取れて紛失することは無くなりますが、パーツが取れなくなるのは困る場合があります。
ぱっと思いつくのは
・そのパーツを固定すると車両の分解ができなくなりメンテナンスなどのときに困る
 (車体パーツと床下パーツをまたぐ手すり・配管、電球にかぶせるライトパーツなど)
・貨車の積荷パーツを固定したいが、箱にしまう際に箱ケースの形状が積荷と貨車本体を別々に収納するようになっているため固着してしまうと箱に収納することができなくなる
・パーツが破損した場合、メーカーから補修パーツを取り寄せることができるが、今のパーツが固定されていると取り除く作業が大変になる(うまく抜けない場合はパーツを切り取って新たな穴を開けるなどするしかない)
・将来的にディティールアップ工作しようとしているので、今のパーツが固定されていると取り除く作業が大変になる。→なので工作するまではパーツ無しの状態で楽しむしかない

といったことが挙げられ、躊躇していました。
雑誌記事とかを読むと木工用ボンドやゴム系接着剤などで接着することで多少はみ出しても接着剤が固体化する前なら除去する方法があると記載されており、[1]は解決できそうですが[2]は解決できないため

取り付け時に接着剤がはみ出して失敗してもやり直せる、また接着後いざとなれば取り外せる

ような接着剤は無いかなあと思っていました。

そんなときにプラモデル系の雑誌「 月刊モデルグラフィックス2011年1月号」の”知らないと損する工具選び”という記事の中に”乾かして貼って剥がせる液体のりピットマルチ2(トンボ)”という接着剤が載っていました。記事では模型の仮組みの際に使ったり、戦車のハッチなど完成後も取り外しできるようにする際に使用すると書かれていました。これならば条件を満たせると思い購入して試してみることにしました。
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トンボ鉛筆のピットマルチ2。文房具店などにあるとのことですが近くの店には無かったのでネットで購入しました。

(次回に続く)。

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