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2012年1月 9日 (月)

欧州鉄道模型カタログの見方

ヨーロッパの鉄道模型のカタログの見方について簡単にまとめてみました。
(一つ一つの内容は細かく説明し始めると奥が深すぎるものもあるので概要レベルとして見てください)
メーカー毎に記載方式は異なりますが大体似たようなものなので必要な事項は判断できると思います。
(お店に注文する場合は、メーカー名、製品型番、数量、ゲージ、車両名などを伝えることになります)

Ho_2[1]車両名
[2]ゲージ
[3]製品型番
[4]価格
[5-1]アナログ
[5-2]DCC
[5-3]サウンド機能
[5-4]3線式デジタル制御
[5-5]デジタル化準備
[6-1]交換用車輪型番
[7]鉄道名
[8]エポック(時代)
[9]その他特記事項(通過可能曲線など)










Ho_5Nnem


[1]車両名
実物の名称。

[2]ゲージ
その車両のゲージ。
複数ゲージを記載しているカタログだと、気づかないうちに違うゲージのページを見ていて「この車両が**ゲージで出るんだ!!」と間違えてしまう場合があるので注意。

[3]製品型番
その車両の製品型番。後述するアナログ・デジタル制御方式やサウンド有り無しの違いにより同じ車両でも型番が複数存在するので注文で指定する場合は注意。
("2線式の車両を注文したつもりが3線式だった"とか間違わないように)

[4]価格
ユーロでの値段を表示。値段未決定の場合は数字が未記載の場合あり。
※日本円でいくらになるのかは、商品が実際に輸入された時の為替およびお店の判断によるので、注文時点では明確な日本円価格は分かりません。目安程度に考えてください。
 2007年頃は1ユーロ=160円ぐらいだったのが、2012年1月初には100円を切る事態に。半年・1年後がどう変わるかは誰にも予測つきません・・・

[5]車両情報(動力車)
動力車にあるモーターをアナログ制御するかデジタルコントローラでデジタル制御するかを記載。
[5-1]アナログ:2線式の直流アナログ制御方式(ROCOの事例だと無印)
[5-2]DCC:2線式デジタル制御方式(ROCOの事例だと"="か"DCC")
[5-3]スピーカーマーク:デジタル制御によるサウンド機能付

[5-4]~:3線式デジタル制御方式(メルクリンHO互換)
HOゲージの場合はメルクリンの3線式集電に対応した製品を出している場合があり"~"マークで記載。

[5-5]NEM「・・・・・・」など:
製品はアナログ制御だがデジタル化準備済み(デコーダを挿すソケットを用意)。
ソケットのピンの形を図で表している場合もあり(例「・・・・・・」だと6ピン用ソケット)。
このマークがついていれば該当するピンのデコーダを別途購入して差し込めばデジタル制御車両となる。
最近のHOゲージだとほぼ標準で準備しているため記載が省略されている場合あり。

[6]車両情報(客車・貨車)
[6-1] 違う集電方式に対応する交換車輪の型番(HO)
メルクリン社以外のメーカーが作るHO客車・貨車は2線式で走るように左右の車輪が絶縁されている。
これをメルクリン3線式用車輪(左右通電)に交換する場合の車輪の型番が記載されている。
(逆にメルクリン社カタログには2線式用の車輪型番が記載されている)
ただし、交換しなくても3線式上で2線式客車・貨車を走らせることは可能で、関係は以下のようになる。
・メルクリン社以外のHO客車・貨車→2線式でも3線式でも走行可能
                →[3線式の通電車輪に交換すると]3線式でのみ走行可能
・メルクリン社のHO客車・貨車  →3線式でのみ走行可能
                →[2線式の絶縁車輪に交換すれば]2線式でもメルクリン3線式でも走行可能
※集電(して点灯など)する客車・貨車の場合だと、おそらく色々工作が必要になるので各集電専用の車両を購入した方が確実。
※”お店によっては購入時に”無償で車輪を交換してくれるお店もあります。

[7]鉄道名、鉄道組織名
車両がどの鉄道所属かを表すもの。マークを記載している場合もある。
※下記は正式表現になっていない場合("国鉄"表現など)もありますが、どこの国の鉄道かの判断に使ってください。
BBÖ(BBO) オーストリア国鉄(第二次大戦前)
BLS ベルン・レッチェベルク・シンプロン鉄道(スイス)
ČD(CD) チェコ国鉄
CFL ルクセンブルク国鉄
CFR ルーマニア国鉄
CP ポルトガル国鉄
ČSD(CSD) チェコスロバキア国鉄(連邦制解消前)
DSB デンマーク国鉄
FS イタリア国鉄
LKAB スウェーデンの国営LKAB社(鉄鉱)
MÁV(MAV) ハンガリー国鉄
MOB モントルー・オーベルラン・ベルノア鉄道(スイス)
NS オランダ国鉄
NSB ノルウェー国鉄
ÖBB(OBB,OeBB) オーストリア国鉄
PKP ポーランド国鉄
PRIVAT その他私鉄(近年の上下分離に伴う、列車の運行・車両の保有などを行なう鉄道運営法人を含む)
RENFE スペイン国鉄
RhB レーティッシュ鉄道(スイス)
RZD ロシア鉄道
SBB スイス国鉄
SJ スウェーデン国鉄
SNCB ベルギー国鉄
SNCF フランス国鉄
SZ スロベニア国鉄
SZD ソビエト連邦国鉄
ŽSR(ZSR) スロバキア国鉄
ZSSK 鉄道企業体スロバキア(旅客)

ドイツ
<ドイツ国営鉄道統合前>
BADEN バーデン大公国邦有鉄道
K.Bay.Sts.B. 王立バイエルン邦有鉄道
K.P.E.V. プロイセン邦有鉄道(ドイツ国営鉄道統合前)
K.W.St.E. 王立ヴュルテンベルク邦有鉄道
<ドイツ国営鉄道統合後>
DR ドイツ国営鉄道
DRG ドイツ国有鉄道
DR(DRB)ドイツ帝国鉄道
<第2次大戦後>
DB ドイツ連邦鉄道(西ドイツ)
DR(DDR) ドイツ国営鉄道国鉄(東ドイツ)
<東西ドイツ統一後>
DBAG ドイツ鉄道

[8]EPOC、EP、ERA エポック(時代)
車両がどの時代のものか目安になるもの。
※メーカーによって境界の年や細分化(EPOC IIIa,IIIbなど)の捉え方が異なっていますが大まかな目安として見てください。
EPOC I  [1](~1919頃) 鉄道創成期~第一次大戦終了頃
EPOC II [2](1920頃~1945頃)第一次大戦後~第二次大戦終了頃
EPOC III[3](1945頃~1970頃)第二次大戦後~1970頃
EPOC IV[4](1970頃~1990頃)
EPOC V [5](1990頃~2010頃)
EPOC VI[6](2010頃~現在)

[9]その他特記事項
それ以外に製品の特徴を色々記載してたりします。その中で記載があったら見ておくべきなのが通過可能な最小曲線半径。よく言われていることですが、欧州系鉄道模型は小さい半径を通過可能なよう設計されており、HOで半径356mm、420mmといったカーブを曲がれる車両が多いです。自分の使用する最小半径を曲がれるか確認しておきましょう。
数字の前に"R"や"Min"がついている記載は大体が最小半径を表しています(例:R356、Min356など)。

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