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2016年5月 2日 (月)

Googleストリートビューの鉄道模型レイアウト活用を考える

Googleのストリートビューは世界中の道沿いの風景が見れますが、鉄道模型に活用できないか考えてみました。

1.街並み、雰囲気を観察する

レイアウトに配置することになる建物や道路、信号・標識、看板、柵などは国や地方が違えば形・色・文字など異なります。
よく外国映画に出てくる日本のシーンで「それ日本じゃなくて隣の国の風景!」みたいな違和感を感じる場合がありますが、そういったことを少なくするために現地の画像で雰囲気を参考にします。
 
以下は試しにチェコのプラハ本駅近辺をストリートビューで見たものです。

Photo

電話ボックスはこんな感じ。白い筐体に黒の受話器。

Photo_2

プラハのゴミ収集箱は結構カラフル。

Photo_5

通りに面するお店。ショーウィンドー部分だけなら日本の店でもありうるかもしれませんが、木製の扉などは絶対日本には無い雰囲気ですね。

Photo_3

道路だけでなく、中にはピンポイントで駅構内も見れる場合もある。
プラハ本駅構内は日本とはちょっと違う点字ブロックがあったり

Photo_4

電光行先案内版部分を拡大するとこんな感じ。案内用のマークも描かれてました。

Home

プラハ本駅のホーム端は歩行禁止の標識と斜め状にした側壁と小さな階段という構成でした。
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ストリートビュー画像は当然ながら最新の画像に更新されていくので、日本のように古い建物はどんどん壊して新しくしていく文化の場合は、今のうちに昭和の古い街並み・建物・設備を残した地域の画像を保存しておけば将来レイアウトの参考になるかもしれません。
 

2.看板や標識などを画像から切り出しレイアウト素材として利用する
 
kibriやAuhagen、 Busch、Fallerといったレイアウトメーカーから出ている建物キットなどにも看板・標識や窓内側に貼るカーテン・店内イメージなどは付属していたりしますが、内容が自分の思うものと違ったりイラストによる表現が嫌だったりで別のものにしたい場合にストリートビューの画像から素材を切り出してレイアウトに使えるようにします。

Photo_6

例:プラハ本駅近辺にあった道路標識
 
(1)ストリートビューで表示している画面をWindowsとかだとF12キーなどの画面キャプチャ操作でコピーしペイントブラシなどのグラフィックエディタに貼り付け保存します。
今回の画像はこのように斜めの位置から撮影されていたのでこれを真正面からの画像になるように加工します。
 
フォトショップがあればそのあたりのテクニックは公開されています。
 
私はフォトショップは持っていないのでフリーウェアの「PerspectiveImageCorrection」というもので真正面の画像にしました。
 
 
 
 
 
 

Photo_7

(左)元画像、(右)加工後画像

(2)ソフトを起動して左側に元の画像を表示し、真正面にしたい四角部分を右上→左上→左下→右下の順番でクリックします(赤い枠がクリックした結果)。
 
そうすると右側にクリックした四角が平行になった画像が表示されますので保存します。
今回の例だと平行にはなりましたが横方向が短くなっているイメージなので別のエディタで加工します。

2_2

3_2

(左)標識部分を選択しトリミング。(右)トリミングした画像に対し、横幅だけを拡大。

(3)先ほど保存した画像をペイントブラシなどのグラフィックエディタで標識の部分だけ切り出し(トリミング)し、横幅を適正なサイズにします。

 

Photo_8

(4)加工完了した標識の画像。これをスケールに合わせて縮小し、プリンタで紙やデカールに印刷すればレイアウトに配置できる素材になります。

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その他、建物で試してみました。

4

(左)道路沿いの建物の壁ですが、車から撮影した画像なので当然ながら見上げた画像になっています。
(右)ソフトで加工すると真正面からの写真としても見れそう。

Photo_9

↓縦方向が短いので伸ばした

C

加工完了した画像です。よく見ると撮影の境目画像で少しずれているところなどありますが印刷すればそれなりに使い道はありそう
・レイアウトの背景画の中の建物画像に使う
・箱型に組んで組み立て式レイアウトの簡易的な建物に使う
・本格的レイアウトの遠景用の小さな建物に使う
など

 

3.レイアウトの背景画の素材としてストリートビューを利用する[追記]
 
レイアウトの背景用に遠景を描いた背景紙は昔からレイアウト用品メーカーから販売されてきましたが、自分のイメージと違うなどの場合に、ストリートビューから探してプリントアウトすれば背景として使うことが考えられます。
 
・レイアウトの背景画は横方向に連続した画像が必要になるがストリートビューは360度連続した画像なので適している
 
・町中の道路からでは背景画になる遠景が見れる箇所は中々無いので、小高い丘や塔などの少し高めの場所から見渡せる箇所を探し背景画となりそうな風景か確認する(東京タワーなどあまりに高い位置からの遠景だとレイアウトの背景としては視点が高すぎるので適していない)
 
例:プラハ本駅から少し離れた”Národní Muzeum”という小高い丘の上に建てられたミュージアムの屋上?からのストリートビュー
 

Takadai

このストリートビューの中央から右側にかけての風景を背景画としてみる。

Photo_2

少しストリートビュー上で拡大して、左側の丘のあたりの画面と

2_2

もう少し右にスクロールした平地部分を画面キャプチャ

3

二枚の画像をペイントブラシなどの画像エディタで境目がうまくつながる感じで結合

4

上下の余分なところをカットして背景画の出来上がり。

実際にレイアウトの背景画として使う場合は、もっとレイアウトと背景画をどのような視角で見るか(Zゲージなら上から俯瞰する視角、HOゲージならもう少し地面側からの視角で空の方向に向けるなど)を検討した上で決める必要があると思いますが、それも何種類かドラフト印刷したもので試行錯誤しながら決めていけばいいと思います。

 


参考1:ヨーロッパのGoogleストリートビュー事情

Photo_10

ヨーロッパのストリートビューを見ようとすると、上記画面のようにドイツ、オーストリアはほぼ見れない地域になっています(一部の都市部のみ存在)。これはドイツ・オーストリアのプライバシー保護意識が高く、ほとんどの地域でストリートビューの撮影許可が出ていないからだそうです。
 
ハンブルクにあるミニチュアワンダーランドの「レイアウトの中」をストリートビューで見れるそうです。

Wannda

ミニチュアワンダーランドのレイアウト内ストリートビュー。マウスで全方向見れる(上に向ければ天井が見える)。真ん中に表示されている矢印を押せば通常のストリートビューのように移動する。
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関連記事
360度パノラマ写真投稿サイトの鉄道関連写真 :こちらも360度の画像が見れます(駅構内などもあり)。

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