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2016年12月23日 (金)

3Dレンズ+αで鉄道模型の立体画像を撮影する(1)静止画撮影

自分が持っているコンデジだと動画撮影時にいろいろできないことがあって、初めてレンズ交換式のデジカメとしてミラーレス一眼のLUMIX GX7 MarkII(パナソニック)を入手しました。

とりあえず写せるようになったので、マイクロフォーサーズマウントで他にどんなレンズがあるのか見ていたら変なのがいました。

3d125

2010年頃に発売された3Dが撮影できるレンズで、一時期家電業界が3Dを強力に商品展開していた頃の製品らしい。
値段も1万ぐらいでそれほど高くないですが、仕様を見ると「固定フォーカス」「全体にピントが合っているパンフォーカス」「絞りがF12(結構暗い)」については特に不満はありませんが「最短撮影距離は0.6m以上(それ以上近づくとボケる)」「写真のみ」というところが自分が主にやろうとしている鉄道模型撮影にはあまり使えないなと思ったのですが、ネットで調べてみると少し手を加えることにより「近くのものを撮影可能」「動画も撮影可能」というのがわかり入手しました。(詳しく調べていませんが、通常の3D形式の撮影可能な機種はこれ以降に発売されたマイクロフォーサーズの機種であれば対応している模様)
参考記事
Lumix H-FT012 + DMC-GH2 (立体写真を撮ろう  6IOOI9 様)
 
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■写真撮影
【1】近くのものを撮影可能にする準備
この3Dレンズで近くのものを撮影可能にするためには、2つの方法があるようです。
(1)クローズアップレンズを3Dレンズの前に置く
   クローズアップレンズというのはレンズの前につけるフィルターの一種で虫眼鏡のように拡大して見えるようになるものです。ねじ締めできるレンズの口径(37mm、46mmなど)や拡大の度合い(+1、+2など)で何種類もあります(参考記事
 
(2)レンズの付け根のねじの間にワッシャを入れる
 これは交換レンズ式カメラの場合には「エクステンションチューブ」というものをレンズとカメラの間に挟むと最短撮影距離が短くなるという商品がありますが、ワッシャを挟むことでそれと同じ効果が出るということらしいです。
 
ただしいずれも近くのものが写るようになる代わりにフォーカスの合う範囲が狭くなるということになります。
 今回は小さいZゲージから大きいH0ゲージまでいろいろな距離で撮りたいと思ったので、付け替えできる(1)クローズアップレンズの方式をとることにしました。
 
クローズアップレンズは高いのだと1枚2000円ぐらいのもあるのですが、今回はすでに持っていた口径46mmの4枚セットで1150円のものを使いました。
 
 撮影の際には、手で3Dレンズの前に当てて撮影します(実際撮影してみると、三脚とか必要になる場合は手の震えが伝わってぶれることがあったので、いずれは取り外し可能な固定方法を考えるつもりです)。【追記】下の方に固定方法を載せました。

3dplus

 
【2】撮影
実際の撮影ですが、以下の感じで撮りました。
・モード:「A(絞り優先)」(シャッタースピードが自動設定になる)
・ISO:できれば低め(小さい数字)にした方が画質はよい。がその場合はシャッタースピードが遅くなりぶれやすいので三脚を使うか、ライトで明るくするか対応必要。
 
今回はH0ゲージのスイス国鉄Ae8/14 薄緑バージョンとZゲージのラインゴルト(いずれもメルクリン)を撮影してみました。
(以下は交差法表示)

Plus1_1_2

クローズアップレンズ+1の場合。一眼でいう最短撮影距離(カメラ内のセンサー位置から被写体までの距離)はクローズアップレンズ無しで60cmだったのが約35cmぐらいまで近づけた。

Plus2_1

クローズアップレンズ+2の場合。約25cmほど。

Plus4_1

クローズアップレンズ+4の場合。約20cmほど。

Plus6_1

クローズアップレンズ+6(+4と+2を重ね)の場合。約15cmほど。さすがにピントがあう範囲が狭くなってきており後ろの方は少しボケ気味。

参考にしたサイトでも書いてありましたが、この3Dレンズの左右のレンズ間隔(ステレオベース)が狭いので風景よりは近いものを撮影したほうがより立体的に見えます。
画質については、残念ながら通常レンズの撮影したものより粗いです(センサーを半分にして左右画像を撮っているのでしかたない部分ではある)。ただ、3Dとして見るということでそこまで気にならないと思います。
 
【3】表示
私は3Dテレビ等持っていないので、PC上で見ることになります。
3DのファイルはPC上では*.mpoファイルになっています。
これを見るには
というフリーソフトを使いました。

Plus1

起動して、先ほどの*.mpoファイルをドラッグアンドドロップすると画像が表示されます。
表示方法については赤青メガネなどの特別な道具が無くても見れるようにしたいので
「ステレオ形式」-「横並び表示」-「横並び表示」にしました。
横並びの画像を立体的に見るには、平行法(遠い目で見る)と交差法(寄り目で見る)の2つがありますが、それぞれ用に切り替えるには「表示」-「左右画像の入れ替え」を選ぶ度に切り替わります。人によってどちらが見やすいかは違いがあるようですが、交差法の方が比較的大きい画像でも左右の絵を合わせやすいのでそちらの設定にしています。
また、このソフトは左右同期で拡大表示も可能なので好きな位置を表示させることもできます。

Kousa

交差法表示(寄り目で見る)。

Heiko

平行法表示(遠い目で見る)。
 
 
で、MPO形式のままではWeb上で見せることができないので、手っ取り早くこのソフトで横並び表示したものを画面キャプチャしてjpgファイルにしてしまいます。
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【追記】
クローズアップレンズを固定する方法としていろいろ考えましたが、3Dレンズの筐体が斜めに傾斜しているために土台をうまく取り付ける方法が思い浮かばず、見た目は悪いですがレンズを取り付けるアダプターリングをテープで止める方法にしました。

Plus7

左側がステップダウンアダプターリング52mm->46mmです(アマゾンで安いのを探して300円ぐらいのを見つけました)。本来は口径52㎜のレンズに46㎜のフィルターを付けるためのアダプターですがこれを3Dレンズの前につけます。

Plus8

このように見た目は悪いですが4か所にテープを貼ることでそれなりに固定されました。

Plus9

この固定したアダプターリングに46㎜のクローズアップレンズをねじ込むことで着脱が可能となりました。

Plus10

純正の横長のレンズキャップも奇跡的にはめることができました(アダプターリングのところに隙間が空いているので密閉はできてませんが直接ガラス部分に当たることを防ぐぐらいにはなります)。
 
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今回は標準の3Dレンズの使い方でしたが、次回は電気接点を封鎖して動画を試してみたいと思います。
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