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2017年5月 4日 (木)

オリエント急行とともに日本に来ていたオーストリア国鉄(OBB)BR52

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今回は、かつて日本に来たこともあるオーストリア国鉄(OBB)のBR52蒸気機関車の模型です。

日本に来た?なんのこっちゃと思いますが、滋賀県大津市にあった「びわ湖温泉 紅葉パラダイス(何回か改称wiki)」のSLホテル"HOTEL オリエントエキスプレス"用として、1970年代にオリエント急行などに使われたワゴンリ社の寝台車・食堂車とともに1台の蒸気機関車も輸入されました。これがBR52です。

びわ湖温泉紅葉パラダイスのCM

 
当時の紅葉パラダイス遊園地の様子を撮影された方の映像
 
参考記事
紅葉パラダイスのオリエント急行 写真を見ると機関車のすぐ横も入れたようです
 
 
このオーストリア国鉄(OBB)のBR52ですが、戦時中にドイツで大量に生産された貨物用機関車で、戦後はドイツや各国で使用されました。
この経歴を知っている人だと「オリエント急行に貨物用機関車なんて合ってない」と思ってしまいますが、
 
・オーストリア国鉄では山が多くそれほどスピードを要求されない長距離列車にはBR52も使っていた。
・戦後から末期(60~70年代)のオリエント急行は豪華列車ではなく、普通の長距離列車(ワゴンリ寝台車は数両であとは各国の客車を連結)の一つに過ぎなかった
 
ということから、BR52も実際に牽いたことはあると思われ、1970年代に買い付ける際に「オリエント急行を牽いたことがある蒸気機関車を譲ってほしい」という要望に合っていたはず。
 
しかし改めて100トンを超える蒸気機関車をヨーロッパからよく持ってこれたなと思います。

模型の方は、メルクリン製HOの2種類です。実物も色々バリエーションがあり作り分けられています。

Obbbr52_2

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まずは、(オーストリア国鉄)OBB BR52 7088号機です。(メルクリンHO 製番3416)
特徴は
・ノーマルの丸い煙突
・デフ無し
・車掌室付き炭水車(バスタブ型炭水車に車掌室を付けた形で西ドイツ国鉄のとも形が違います)
です。
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続いては、OBB BR52 798号機です。(メルクリンHO 製番34161)
特徴は
・煙突はギースル型(Giesel Ejector)の薄っぺらい特徴的な煙突。
  Wikiによるとオーストリアで開発された方式とのこと。
・ヴィッテデフ
・バスタブ型炭水車
です。
 
次に相違がある部分を並べて撮影してみました。

Obbbr52_10_3

模型では左のノーマル煙突にはゾイデ製の発煙装置を取り付けられるように穴が開いていますが、ギースル型煙突の方はその狭さから発煙装置取り付けは無理で塞がっています。

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ちなみに、BR52の現役時代の写真を見ると、オーストリア国鉄では重連で写真のような向きを逆にして炭水車側同士を繋いだ形で運用している写真が多く見られたので真似してみたいです。
 
ちなみに日本に来たBR52 2438の形態は写真を見ると
・煙突は通常型
・ヴィッテデフ
・車掌室付き炭水車
ということで2両の模型の特徴を混ぜ合わせた感じです。

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おまけに3D撮影(交差法)です。


ちなみに日本に来た実物がその後どうなったかですが、参考記事をリンクさせていただきます。
 
解体された蒸気機関車たち(2) こちらの記事の中ほどに解体された時期と直前のBR52写真があります。
 
ツイッターで◯◯◯の猫さんが、掲示板に載っていた2両だけ生き残った客車写真の場所について探して最終的に訪れるまでの一連のツイートです。

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