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2019年2月21日 (木)

メルクリン delta(デルタ)機の参考情報

 

 

Delta

 

今となっては、メルクリンのdelta(デルタ)機って何?という人が多いと思いますが、簡易なデジタル制御できるデコーダー(デルタデコーダー)を積んで、デジタル機より安い値段で製品化された動力車のことです。
デジタルデコーダーを積んだデジタル機より少しできることが落ちますが、安価に複数動力車を制御できるようにしたものです。

 

安価といえども車体のディティールはデジタル機と同じですし、今のデジタルコントローラーでも操作可能。もし正式なデジタル化したい場合は、改造キットも出ています。

 

なおデルタ仕様機は、00年代の中盤ぐらいで新製品は終了となり、以降は全てデジタル機になったので中古市場でも見る機会は徐々に減っていますが、メモとして参考情報をリンクさせてもらいました。


 

【デルタ機の特徴】

・ライトはアナログ機と同じように、停止中は消えていてスロットルを上げていくと徐々に明るくなる

・アナログコントローラー、デルタ専用コントローラー、デジタルコントローラーでデルタ機を操作可能。
 デルタ専用コントローラー/デジタルコントローラーでは複数台のデルタ機を操作可能。

    参考 MS2の操作(4)/ デジタル、デルタ機関車の登録(マニュアル登録)

    動画 Märklin Lok mit Deltadecoder auf der Mobilestation 2 von Märklin anlegen(デルタ機をMS2コントローラに登録する様子)

・デジタルコントローラーで制御するための機関車のアドレス設定は車体内のディップスイッチで変更。4つのスイッチでアドレスを15個の中から選択できる(4つをオールOFFにするとアナログ機として動作)

※ちなみに当時のデジタル機は8つのスイッチで255の中から選択できた

  デルタデコーダのディップスイッチとデジタルアドレスの対応表 英語  PDF(絵付き)

・(初期のデジタル機も同じだが)BEMF機能は無いので、徐々に停車、坂道で定速運転などは効かない

・(初期のデジタル機も同じだが)スロットルを上げたときの電圧の上げ方が今の256段階とかではなく16段階ぐらいの粗さなので、スロットルを回していると急にスピードが上がるタイミングがあるのが分かってしまう。


【デルタ製品の見分け方】

 

Delta

 

当時のメルクリンの製品箱は、”動力車”についてアナログ機かデジタル機かデルタ機かわかるようにしてました。

 

<1>デルタ機
  「白い箱」かつ「デルタ機マーク(Jの逆みたいな)有り」。上の写真参照。

ちなみに
<2>アナログ機
  「白い箱(マーク無し)」

<3>デジタル機
  「グレー色の箱」
  ※なお最近の「箱に機関車の写真」を使っているものは100%デジタル機です

  ※客車、貨車はデジタル関係無いので基本は白色ですが、デジタルデコーダーを積んで特殊動作をさせる客車、貨車はグレー色の箱になってたりします。

 


 

【デルタ->デジタルへの改造】

デルタ機をデジタル、サウンドデジタル機に改造するには以下の(a)(b)(c)が必要とのこと(はんだ付け作業必要)。

ただし後で説明ありますが、メルクリン純正の改造では(a)(b)(c)必要ですが、それ以外のデコーダーだと(b)や(c)など一部を省略可能な製品もあります。

※なお昔、アナログ->デジタル改造よりデルタ->デジタル改造の方が面倒くさいという情報を見たような記憶があったのですが見つけられませんでした。

 

(a)デジタルデコーダーへの交換

 

(b)ACモーター -> DCモーターへの変更 およびモーター蓋の変更(永久磁石への変更)

     メルクリンの多くの動力車は、以下写真のような大きなモーターを使ってます。
  デルタ機でこのモーターを使っている場合は、AC(交流)モーターなのでコイルぐるぐる巻きの磁石(”コ”の字型で回転子の周りをかこっているもの)を永久磁石に替えてDC(直流)モーター化する必要があります。

  さらにモータの種類は大きさで3種類(DCM、SFCM、LFCM)あって、それによって直流モーター化する製品が変わってくるので、どの車両がどのモーターに対応するかは以下参照。

 Drum Collector Motor (DCM)  下記以外の標準的なモーター。大体がこれ。

 Small Flat Collector Motor (SFCM)  少し小さめのモーター”Installation in a locomotive”に対象機関車名あり

 Large Flat Collector Motor (LFCM)  大きめのモーター”Installation in a locomotive”に対象機関車名あり
なお、これ以外に電車、ディーゼルカーなどに採用されている小型のモータ(日本型とかでも見る一般的なモータ)の場合はモータを替える必要は無いようです。

(c)回転子(Anker)の3極 -> 5極への変更

 モーター中心のコイル巻きの回転する部分を3本のものから5本のものに変更します。その方が動きが滑らかになるようです。

(その他として)電球->LEDライトに変更(明るさ改善や電球点けたままの熱対策)

 

Motor

ACモーターの状態写真。これらのいくつかを交換する。

Motores Märklin (メルクリンのモーターの種類を説明したページ)
 ”Conversión de motores universales Märklin a corriente continua (CC)” モータ換装の動画
 ”Kits de Conversión Märklin” メルクリン提供のモータ換装セットの部品紹介(型は古い)
 ”Kits de Digitalización y Conversión ESU” ESU提供のデジタル化セットの紹介
 

【改造セット】

デジタル化に必要な部品を一まとめにした改造セットがいくつかのメーカーから出ています。

過去には他にも改造セットは出ていたのですが、デコーダーが古かったり今は入手困難ということで今入手できそうなものをピックアップ。
※個々の部品も調べれば品番書いてあったりするのでセットでは無く個別に入手することも可能
 
■メルクリン製番60760 セット  DCMモーター用交換部品+デコーダー付きセット
・内容 デコーダー、DCM用磁石、モーターカバー、5極回転子
・デコーダー機能は、動力・ライト制御のみ(その他の制御用ファンクション無し)という、必要最小限のデジタル化改造用一式です。

60760_2

 

■メルクリン 6094* セット
 デコーダー無しのモーター交換用セット(該当する磁石、モーターカバー、5極回転子)。
 デコーダーは別途用意する。サウンドならしたい場合などは、モーター交換だけのこのセットと別のサウンドデコーダーを買って組み合わせる。 
製番60942 最新のメルクリンmLDデコーダーと21pinソケット基盤のセット。純正でそろえるなら上記のモーター交換セットとこのデコーダーで。
 

・内容 デコーダーLOKpilot v4、磁石

ESUのセットは回転子を変更しない(3極のまま)でデジタル化できる
モーターの種類ごとにそれ用の磁石をセットにしたものを製品として用意。

製番64630(DCM用): LokPilot V4.0 M4 ,permanent magnet 51960, choke coils

製番64631(SFCM用):LokPilot V4.0 M4 , permanent magnet 51961, choke coils

製番64632(LFCM用):LokPilot V4.0 M4 , permanent magnet 51962, choke coils
Esu

デコーダーは21Pinでそれを受ける21pinソケット基盤もセットにした版

製番64633(DCM用): LokPilot V4.0 M4 ,permanent magnet 51960, choke coils,21MTC connector
製番64634(SFCM用):LokPilot V4.0 M4 , permanent magnet 51961, choke coils,21MTC connector
製番64635(LFCM用):LokPilot V4.0 M4 , permanent magnet 51962, choke coils,21MTC connector

これはデコーダーの交換だけでACモータのままデジタル化できる製品。MZI Net Shop さんで3800円で販売中

※ただ、私の理解不足でアナログ機は交換事例あるが、デルタ機のACモータでも同じようにできるかはちょっとわからなかった。
取付例(2017.9.28のところ)

【改造事例】
日本や本場の人たちがデルタ※->デジタル改造の仕方を公開してくれているのでリンクさせてもらいました。
※一部 アナログ->デジタル改造も含まれるが参考になるはず
※日本のお店で改造の相談ができそうなのは大阪のHRSさん ですかね。
・ BR E60 12 /3456  デルタ->6090デジタルデコーダ<masato-marklin さん>

・ メルクリン60760 機関車用デコーダーキットの日本語説明書<HRSさん>

・ ANNROPE European Model Railroad Ver.2 <annさんのページ>
   ・SNCB serie 22電気機関車 デルタ->デジタル
   ・NS 1600電気機関車 アナログ->デジタル
   ・Santa Fe EMD F7ディーゼル機関車 アナログ->デジタル mSD
  アナログ->ESUのHAMOマグネットとLokpilot
  アナログ->メルクリン60760デコーダ
・ Marklin 3448 E70-21 LokSound化 <阿亮 A−Liang さん>
  アナログ->ESU LokSoundデコーダ (小型モータ)
・ 今年もよろしくお願いします/本日入線 <DB103さん>
  アナログ->ESU Lokpilotデコーダ (小型モータ)

Märklin Re 460 Delta 34613 Umbau auf HLA mit ESU LokPilot V4.0
メルクリン60941キットの5極モータ部分とデコーダはESUのLokPilotを使った改造動画
 

Umrüsten einer Analogen oder Delta Digitalen Märklin Lok auf HLA und Fx Decoder
デルタ機を60760セットでデジタル化する様子

 

Digital conversion of the Xo2 railcar - Detailed guide DIY
ディーゼルカー内の小さなモーター搭載のデルタ機をデジタル化する様子

Märklin 3084 BR 50 Umbau mit ESU 64635 LokPilot Digitalset 21MTC
アナログ->ESUのLokPilot Digtalset (デコーダ 21ピン差し込み基盤、磁石の改造セット) を使った改造

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