車両

2020年1月 8日 (水)

ユーレイ動力車ならぬユーレイ音源車(メルクリン49962)

日本型鉄道模型では

「機関車に動力が無い・弱い」→「後ろの貨車や客車に動力を仕込んだ」車両

=「ユーレイ動力車」というようですが

この車両はさしずめ

「機関車にサウンドの無いデコーダーを搭載」→「後ろの貨車や客車にサウンドデコーダーを搭載した」車両

=「ユーレイ音源車」

といったところでしょうか。

てっきりブログに記載していたと思ったのですが、twitterとyoutubeだけだったのでいまさらながら掲載します。

 

メルクリンH0の郵便客車です(製番49962)。

動画を見てもらえばわかりますが客車に蒸機のサウンドデコーダーが搭載されており、CS2の重連統括制御運転をすることで、音無しの機関車の動作と連動して蒸機音を鳴らします。

今のメルクリンは、ほぼ全てサウンド付きで製品化しますが、この車両が出た00年代前半頃の新製品はまだサウンド付きは少なかったはず(デルタ機とデジタル機で新製品のデジタル化はほぼ完了したぐらい)。

そのような過渡期に、手持ちのサウンド無し動力車で手っ取り早くサウンドを楽しめる車両として登場させたのだと思います。

(手持ちの車両を全部デジタルサウンド化すると考えるととんでもない金額かかるので、財布に優しい)

 

日本型でもこの手の製品があったらデジタルサウンドを楽しむきっかけになるのだろうか?

 

 

2019年2月21日 (木)

メルクリン delta(デルタ)機の参考情報

 

 

Delta

 

今となっては、メルクリンのdelta(デルタ)機って何?という人が多いと思いますが、簡易なデジタル制御できるデコーダー(デルタデコーダー)を積んで、デジタル機より安い値段で製品化された動力車のことです。
デジタルデコーダーを積んだデジタル機より少しできることが落ちますが、安価に複数動力車を制御できるようにしたものです。

 

安価といえども車体のディティールはデジタル機と同じですし、今のデジタルコントローラーでも操作可能。もし正式なデジタル化したい場合は、改造キットも出ています。

 

なおデルタ仕様機は、00年代の中盤ぐらいで新製品は終了となり、以降は全てデジタル機になったので中古市場でも見る機会は徐々に減っていますが、メモとして参考情報をリンクさせてもらいました。


 

【デルタ機の特徴】

・ライトはアナログ機と同じように、停止中は消えていてスロットルを上げていくと徐々に明るくなる

・アナログコントローラー、デルタ専用コントローラー、デジタルコントローラーでデルタ機を操作可能。
 デルタ専用コントローラー/デジタルコントローラーでは複数台のデルタ機を操作可能。

    参考 MS2の操作(4)/ デジタル、デルタ機関車の登録(マニュアル登録)

    動画 Märklin Lok mit Deltadecoder auf der Mobilestation 2 von Märklin anlegen(デルタ機をMS2コントローラに登録する様子)

・デジタルコントローラーで制御するための機関車のアドレス設定は車体内のディップスイッチで変更。4つのスイッチでアドレスを15個の中から選択できる(4つをオールOFFにするとアナログ機として動作)

※ちなみに当時のデジタル機は8つのスイッチで255の中から選択できた

  デルタデコーダのディップスイッチとデジタルアドレスの対応表 英語  PDF(絵付き)

・(初期のデジタル機も同じだが)BEMF機能は無いので、徐々に停車、坂道で定速運転などは効かない

・(初期のデジタル機も同じだが)スロットルを上げたときの電圧の上げ方が今の256段階とかではなく16段階ぐらいの粗さなので、スロットルを回していると急にスピードが上がるタイミングがあるのが分かってしまう。


【デルタ製品の見分け方】

 

Delta

 

当時のメルクリンの製品箱は、”動力車”についてアナログ機かデジタル機かデルタ機かわかるようにしてました。

 

<1>デルタ機
  「白い箱」かつ「デルタ機マーク(Jの逆みたいな)有り」。上の写真参照。

ちなみに
<2>アナログ機
  「白い箱(マーク無し)」

<3>デジタル機
  「グレー色の箱」
  ※なお最近の「箱に機関車の写真」を使っているものは100%デジタル機です

  ※客車、貨車はデジタル関係無いので基本は白色ですが、デジタルデコーダーを積んで特殊動作をさせる客車、貨車はグレー色の箱になってたりします。

 


 

【デルタ->デジタルへの改造】

デルタ機をデジタル、サウンドデジタル機に改造するには以下の(a)(b)(c)が必要とのこと(はんだ付け作業必要)。

ただし後で説明ありますが、メルクリン純正の改造では(a)(b)(c)必要ですが、それ以外のデコーダーだと(b)や(c)など一部を省略可能な製品もあります。

※なお昔、アナログ->デジタル改造よりデルタ->デジタル改造の方が面倒くさいという情報を見たような記憶があったのですが見つけられませんでした。

 

(a)デジタルデコーダーへの交換

 

(b)ACモーター -> DCモーターへの変更 およびモーター蓋の変更(永久磁石への変更)

     メルクリンの多くの動力車は、以下写真のような大きなモーターを使ってます。
  デルタ機でこのモーターを使っている場合は、AC(交流)モーターなのでコイルぐるぐる巻きの磁石(”コ”の字型で回転子の周りをかこっているもの)を永久磁石に替えてDC(直流)モーター化する必要があります。

  さらにモータの種類は大きさで3種類(DCM、SFCM、LFCM)あって、それによって直流モーター化する製品が変わってくるので、どの車両がどのモーターに対応するかは以下参照。

 Drum Collector Motor (DCM)  下記以外の標準的なモーター。大体がこれ。

 Small Flat Collector Motor (SFCM)  少し小さめのモーター”Installation in a locomotive”に対象機関車名あり

 Large Flat Collector Motor (LFCM)  大きめのモーター”Installation in a locomotive”に対象機関車名あり
なお、これ以外に電車、ディーゼルカーなどに採用されている小型のモータ(日本型とかでも見る一般的なモータ)の場合はモータを替える必要は無いようです。

(c)回転子(Anker)の3極 -> 5極への変更

 モーター中心のコイル巻きの回転する部分を3本のものから5本のものに変更します。その方が動きが滑らかになるようです。

(その他として)電球->LEDライトに変更(明るさ改善や電球点けたままの熱対策)

 

Motor

ACモーターの状態写真。これらのいくつかを交換する。

Motores Märklin (メルクリンのモーターの種類を説明したページ)
 ”Conversión de motores universales Märklin a corriente continua (CC)” モータ換装の動画
 ”Kits de Conversión Märklin” メルクリン提供のモータ換装セットの部品紹介(型は古い)
 ”Kits de Digitalización y Conversión ESU” ESU提供のデジタル化セットの紹介
 

【改造セット】

デジタル化に必要な部品を一まとめにした改造セットがいくつかのメーカーから出ています。

過去には他にも改造セットは出ていたのですが、デコーダーが古かったり今は入手困難ということで今入手できそうなものをピックアップ。
※個々の部品も調べれば品番書いてあったりするのでセットでは無く個別に入手することも可能
 
■メルクリン製番60760 セット  DCMモーター用交換部品+デコーダー付きセット
・内容 デコーダー、DCM用磁石、モーターカバー、5極回転子
・デコーダー機能は、動力・ライト制御のみ(その他の制御用ファンクション無し)という、必要最小限のデジタル化改造用一式です。

60760_2

 

■メルクリン 6094* セット
 デコーダー無しのモーター交換用セット(該当する磁石、モーターカバー、5極回転子)。
 デコーダーは別途用意する。サウンドならしたい場合などは、モーター交換だけのこのセットと別のサウンドデコーダーを買って組み合わせる。 
製番60942 最新のメルクリンmLDデコーダーと21pinソケット基盤のセット。純正でそろえるなら上記のモーター交換セットとこのデコーダーで。
 

・内容 デコーダーLOKpilot v4、磁石

ESUのセットは回転子を変更しない(3極のまま)でデジタル化できる
モーターの種類ごとにそれ用の磁石をセットにしたものを製品として用意。

製番64630(DCM用): LokPilot V4.0 M4 ,permanent magnet 51960, choke coils

製番64631(SFCM用):LokPilot V4.0 M4 , permanent magnet 51961, choke coils

製番64632(LFCM用):LokPilot V4.0 M4 , permanent magnet 51962, choke coils
Esu

デコーダーは21Pinでそれを受ける21pinソケット基盤もセットにした版

製番64633(DCM用): LokPilot V4.0 M4 ,permanent magnet 51960, choke coils,21MTC connector
製番64634(SFCM用):LokPilot V4.0 M4 , permanent magnet 51961, choke coils,21MTC connector
製番64635(LFCM用):LokPilot V4.0 M4 , permanent magnet 51962, choke coils,21MTC connector

これはデコーダーの交換だけでACモータのままデジタル化できる製品。MZI Net Shop さんで3800円で販売中

※ただ、私の理解不足でアナログ機は交換事例あるが、デルタ機のACモータでも同じようにできるかはちょっとわからなかった。
取付例(2017.9.28のところ)

【改造事例】
日本や本場の人たちがデルタ※->デジタル改造の仕方を公開してくれているのでリンクさせてもらいました。
※一部 アナログ->デジタル改造も含まれるが参考になるはず
※日本のお店で改造の相談ができそうなのは大阪のHRSさん ですかね。
・ BR E60 12 /3456  デルタ->6090デジタルデコーダ<masato-marklin さん>

・ メルクリン60760 機関車用デコーダーキットの日本語説明書<HRSさん>

・ ANNROPE European Model Railroad Ver.2 <annさんのページ>
   ・SNCB serie 22電気機関車 デルタ->デジタル
   ・NS 1600電気機関車 アナログ->デジタル
   ・Santa Fe EMD F7ディーゼル機関車 アナログ->デジタル mSD
  アナログ->ESUのHAMOマグネットとLokpilot
  アナログ->メルクリン60760デコーダ
・ Marklin 3448 E70-21 LokSound化 <阿亮 A−Liang さん>
  アナログ->ESU LokSoundデコーダ (小型モータ)
・ 今年もよろしくお願いします/本日入線 <DB103さん>
  アナログ->ESU Lokpilotデコーダ (小型モータ)

Märklin Re 460 Delta 34613 Umbau auf HLA mit ESU LokPilot V4.0
メルクリン60941キットの5極モータ部分とデコーダはESUのLokPilotを使った改造動画
 

Umrüsten einer Analogen oder Delta Digitalen Märklin Lok auf HLA und Fx Decoder
デルタ機を60760セットでデジタル化する様子

 

Digital conversion of the Xo2 railcar - Detailed guide DIY
ディーゼルカー内の小さなモーター搭載のデルタ機をデジタル化する様子

Märklin 3084 BR 50 Umbau mit ESU 64635 LokPilot Digitalset 21MTC
アナログ->ESUのLokPilot Digtalset (デコーダ 21ピン差し込み基盤、磁石の改造セット) を使った改造

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2018年12月31日 (月)

白いワゴンリ(Rivarossi)

白いボディのワゴンリ LX寝台車(エジプト用)を入手しました。

最近のL.S.Models製では無く、古いリバロッシ製。

白い屋根にウェザリングが施されているのが砂漠を走る雰囲気を出してる。

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2018年11月18日 (日)

ポルシェ スポーツカー 70周年記念 コラボ貨車(メルクリン)

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銀座のショールームさんに行ったら、今年のポルシェ スポーツカー70周年 コラボ貨車があありました。
 
最初は、何の70周年かわからなかったのですが、家に帰って調べると ポルシェがスポーツカーを1948年に出してから70周年だそうです。

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メルクリンとのコラボ商品は、歴代スポーツカーを貨車に載せたもので全部で8種類とのこと(2018年夏商品として発表)

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自分はトップバッターのPorsche 356 Nr. 1と70周年ロゴ付き木箱付きの貨車(製番45051)をゲット。
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箱には70周年のロゴや、裏には今回のコラボ対象のスポーツカーの写真が載ってます。
 
またこれらのミニカー自体は、1/87のミニカーを出している色々なメーカー(シュコーとかヴィーキングなど)と連携して、該当する車を載せているようです。
 

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2018年10月21日 (日)

【ギミックのある模型車両】レール運搬貨車

久々にギミックのある模型車両で、メルクリンH0のレール運搬貨車(45095)です。

実物でもレールを運搬する貨車がありますが、レールを何両もの貨車の上に載せてカーブでも曲げて運んでいきます。

メルクリンは3両の貨車に積載物(曲がるプラスチック上のレール)を載せてます。

中央の車両のレールは完全固定され、両端の車両上のレールは留め具とは完全にくっついておらず、カーブになると内径と外径の違いによる伸び縮みをスライドして通過します。

言葉でうまく説明できないので動画を見てもらった方が分かりやすいと思います。

 
ちなみにこれを入れていた製品箱は、レール部分と車両部分が別々に入っており
無駄に大きかったのと、収納する度にレール部分と車両部分を外すのはすごい面倒
だったため、レールと車両がついたまま格納できるようにして元の半分の大きさの箱に改造しました。

Photo

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関連記事

2018年3月31日 (土)

【Zゲージ】ロクハンR45カーブを通過するメルクリン車両と小加工

2018年2月にロクハンから「Zショーティー」というZゲージ版のショーティー車両が発売となりました。

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手前:ZショーティーEF66と(比較用)通常ZゲージEF65
中:ZショーティーE5系はやぶさ
奥:(比較用Nゲージサイズ)Bトレインショーティー

ダミー台車を履いたボディ製品と、走行用の動力シャーシ・トレーラーシャーシを組み合わせることでZゲージ線路を走ることができます。

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で、このZショーティーはR45カーブというBトレの約R100カーブの半分以下で走らせることができるのが利点でCD一枚分の幅があればエンドレスのレイアウトができ、ちょっとした棚などがあれば走行が楽しめます。

現在のところ、Zショーティー機関車に牽引させる客車や貨車は出ていないのでメルクリンZゲージでR45カーブを通過できる車両は無いか調べてみました。

(ZショーティーEF66のカプラーをロクハンが出している「ヨーロッパ型カプラー」に交換し、メルクリンZゲージカプラーにつなげられるようにして実験)


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【2軸貨車】×

当初、メルクリンの車体長がかなり短い2軸貨車は走行できると思ったのですが、1両だけなら線路には載るのですが牽引は無理でした(「軸が固定されているためR45ではレールに追従せず抵抗になる」「カプラーの首振りが限界」


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【台車間が短いボギー台車を履いた車両】〇※加工要

次にボギー台車を履いた車両で、台車間隔が短い車両ならカーブに沿って首を振るのでなんとか牽引しても通過できることがわかりました。

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ただし、ステップなどR45カーブでカプラーや台車に当たってしまうものは牽引すると曲がり切れず脱線するので、その部分をカットすることで走行可能になりました。

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※なお、台車がかなり首を振る必要があるので上のような台車が半分車体に隠れているような車両はダメでした。

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【S字カーブ】
次に単純なR45カーブは曲がることができたのですが、カーブが逆方向になるS字カーブについても実験したところ、R45+R45は連結が外れてしまったので、S字カーブにする場合はR70+R45にすることにしました(上のように配置するとその先もちょうど複線間隔になるので好都合)。

【走行映像】

両端にR45+R70の折り返し部分を配し、中央を緩いカーブの見せ場にした配置。
 
※ちなみに日本型車両で同様にR45を通過できる車両が無いか試したところセキ6000は通過できました。

2017年5月 4日 (木)

オリエント急行とともに日本に来ていたオーストリア国鉄(OBB)BR52

Obbbr52_1

今回は、かつて日本に来たこともあるオーストリア国鉄(OBB)のBR52蒸気機関車の模型です。

日本に来た?なんのこっちゃと思いますが、滋賀県大津市にあった「びわ湖温泉 紅葉パラダイス(何回か改称wiki)」のSLホテル"HOTEL オリエントエキスプレス"用として、1970年代にオリエント急行などに使われたワゴンリ社の寝台車・食堂車とともに1台の蒸気機関車も輸入されました。これがBR52です。

びわ湖温泉紅葉パラダイスのCM

 
当時の紅葉パラダイス遊園地の様子を撮影された方の映像
 
参考記事
紅葉パラダイスのオリエント急行 写真を見ると機関車のすぐ横も入れたようです
 
 
このオーストリア国鉄(OBB)のBR52ですが、戦時中にドイツで大量に生産された貨物用機関車で、戦後はドイツや各国で使用されました。
この経歴を知っている人だと「オリエント急行に貨物用機関車なんて合ってない」と思ってしまいますが、
 
・オーストリア国鉄では山が多くそれほどスピードを要求されない長距離列車にはBR52も使っていた。
・戦後から末期(60~70年代)のオリエント急行は豪華列車ではなく、普通の長距離列車(ワゴンリ寝台車は数両であとは各国の客車を連結)の一つに過ぎなかった
 
ということから、BR52も実際に牽いたことはあると思われ、1970年代に買い付ける際に「オリエント急行を牽いたことがある蒸気機関車を譲ってほしい」という要望に合っていたはず。
 
しかし改めて100トンを超える蒸気機関車をヨーロッパからよく持ってこれたなと思います。

模型の方は、メルクリン製HOの2種類です。実物も色々バリエーションがあり作り分けられています。

Obbbr52_2

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まずは、(オーストリア国鉄)OBB BR52 7088号機です。(メルクリンHO 製番3416)
特徴は
・ノーマルの丸い煙突
・デフ無し
・車掌室付き炭水車(バスタブ型炭水車に車掌室を付けた形で西ドイツ国鉄のとも形が違います)
です。
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続いては、OBB BR52 798号機です。(メルクリンHO 製番34161)
特徴は
・煙突はギースル型(Giesel Ejector)の薄っぺらい特徴的な煙突。
  Wikiによるとオーストリアで開発された方式とのこと。
・ヴィッテデフ
・バスタブ型炭水車
です。
 
次に相違がある部分を並べて撮影してみました。

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模型では左のノーマル煙突にはゾイデ製の発煙装置を取り付けられるように穴が開いていますが、ギースル型煙突の方はその狭さから発煙装置取り付けは無理で塞がっています。

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ちなみに、BR52の現役時代の写真を見ると、オーストリア国鉄では重連で写真のような向きを逆にして炭水車側同士を繋いだ形で運用している写真が多く見られたので真似してみたいです。
 
ちなみに日本に来たBR52 2438の形態は写真を見ると
・煙突は通常型
・ヴィッテデフ
・車掌室付き炭水車
ということで2両の模型の特徴を混ぜ合わせた感じです。

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おまけに3D撮影(交差法)です。


ちなみに日本に来た実物がその後どうなったかですが、参考記事をリンクさせていただきます。
 
解体された蒸気機関車たち(2) こちらの記事の中ほどに解体された時期と直前のBR52写真があります。
 
ツイッターで◯◯◯の猫さんが、掲示板に載っていた2両だけ生き残った客車写真の場所について探して最終的に訪れるまでの一連のツイートです。

2017年4月 8日 (土)

映画「きかんしゃトーマス 走れ!世界のなかまたち」 に出てくるアクセル等の欧州各国の車両たち

以前の記事で「きかんしゃトーマス」に戦前ドイツのシーネンツェッペリンをモデルにした”ヒューゴ”が出ていることを記事にしました。

基本的にトーマスはイギリスの架空の鉄道話であり、自分の鉄道模型趣味の範囲であるドイツやフランスなどのヨーロッパ大陸側の鉄道は出てこない認識でした。(鉄道模型のイギリス型と他のヨーロッパ型では、微妙なスケールの違い(英1/76・1/148、他欧州1/87・1/160)、主要カプラーの違いなどがある)

 
しかし、前回の記事をきっかけに調べてみると日本で2017/4/8から公開される映画「きかんしゃトーマス 走れ!世界のなかまたち THE GREAT RACE」ではイギリス以外の世界各国の車両も登場するようです。
■映画「きかんしゃトーマス 走れ!世界のなかまたち THE GREAT RACE」

T_image01

その中にはアメリカやアジアの車両に交じってドイツ等ヨーロッパ大陸側の車両も出てきているのでモデルとなった車両の模型紹介をします。

(1)フリーダ → 西ドイツ国鉄(DB) BR10蒸気機関車

Db10_frieda

・モデルは西ドイツ国鉄のBR10蒸気機関車(wikiドイツ
・実物は新時代の急行用SLとして1957年に2両作成。しかし無縁化が急激に進み1968年に引退。
・Max160km/h。実物の色は黒。しかし検討段階で色々な塗装が考えられていた。
中にはフリーダの塗装に近いものも(参考記事)。模型でも塗装バリエーションとして検討段階の塗装版も製品化されている。
・模型はHO,N,Zゲージで製品化。
 HOゲージメーカー:ROCO(製品紹介ドラフトと発煙連動)、Marklin(参考記事)、Trix、Rivarossi
 Nゲージメーカー:ARNOLD
 Zゲージメーカー:Marklin
Marklin HOの映像(検討塗装バージョン)

(2)アクセル → ベルギー国鉄(SNCB) Type12 蒸気機関車

Sncb12

・モデルはベルギー国鉄のType12 蒸気機関車(wiki英語
・実物は1938年製造。緑色に黄色のライン。ラインはいくつかバリエーションあり。
・軸配置は動輪2軸が珍しい4-4-2。Max165km/h 
・模型はHOゲージでベルギーの模型メーカー?(Treinshop Olaerts)がかつて製品化。

実物のType 12映像


(3)ジーナ → FNM  gruppo 200 蒸気機関車

Fnm200_2


・モデルはイタリアの北ミラノの鉄道FNM(Ferrovie Nord Milano)のgruppo200 蒸気機関車(wikiイタリア
・1883年製造。
・模型はHOゲージでRivarossiが製品化。(参考記事イタリア
実物映像。現在も動態保存されて元気に走っている模様。


(4)エティエンヌ → フランス国鉄(SNCF) BB9004 電気機関車

Bb9004


・モデルはフランス国鉄のBB9004 電気機関車。(wikiフランス
・試作型としてほぼ似た性能のBB9003とBB9004を作成。塗装は当初濃淡緑色、晩年は緑一色。
・BB9004は1955年に331km/hを当時の世界記録を達成。前面に金網をつけて走った。
・模型はHOゲージでROCOからBB9004とBB9003を製品化。(参考記事
世界記録331km/hを出したときの記録映像。

またこれらの車両の中には、横浜の原鉄道模型博物館 に模型として展示されているものもありましたので訪れた際に探してみるのもいいかもしれません。

2017年2月11日 (土)

【ギミックのある模型車両】振り子式ディーゼルカー ドイツ国鉄 BR610

鉄道模型車両の中には、ただ走るだけでなくプラスアルファで独自の可動やギミックを搭載しているものもあり、より楽しめるようになっています。

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今回はフライッシュマン(H0)の模型で、振り子式ディーゼルカー ドイツ鉄道(DBAG) BR610 "Pendolino"(製番4415)を紹介します。
※メルクリンH0でもBR610は出ていますがおそらくOEMで同じ車体だと思います。
 
まず実物が振り子式傾斜機能を持っていて、カーブで車体を強制的に傾斜させることで高速通過を可能にしているという特徴があります。
模型でもそれを再現するために、カーブに差し掛かると車体が傾斜するギミックを用意しています。

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このように曲線に入ると車体が傾くようになっています。

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箱にも"PENDOLINO"の文字と車体が傾斜しているイラストが記載されています。
 

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傾斜する仕組みは、台車から伸びた棒と車体側にそれが入るスリットがあり、このスリットが前に行くにしたがって斜め下方向になっています。これにより車体傾斜を再現します。
この左側から見た写真例だと、以下のようになります。
(1)台車がまっすぐの場合は、棒は水平スリットの位置にある
(2)台車を右側に向ける
(3)棒が斜め下のスリットの方に行く
(4)台車は下方向には動けないので車体の方が上に持ち上がる
(5)持ち上がるのは左側だけなので、車体は右に傾く
傾斜のギミックは動画で見るとこんな仕組みです。
 
 
 
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参考映像
Neigetriebzug VT 611 in Wehr-Brennet (bei Öflingen)
実物映像。2両+2両編成がカーブで大きく傾斜しながら高速走行している。
ちなみに模型も先頭のダミーカプラーを交換したら2両+2両編成は可能な模様。
 
20100808_HOペンドリーノ.wmv 
NALTAN777さんのHOゲージ動画。カーブで傾斜する様子が分かりやすく撮影されています。
 
Nゲージの動画。FLEISCHMANNはNでもBR610を製品化していて、同じように傾斜機能があるようです。

2017年2月 4日 (土)

ヴィルヘルム2世皇妃専用車両

ヨーロッパでは王室専用車両が色々な国で作られ、それを模型化した製品はいくつもありますがこれから紹介する車両もその一つとなります。

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ドイツ皇帝ヴィルヘルム2世の皇妃のための専用車両です(メルクリンH0 製番43620)。

ヴィルヘルム2世のHofzug(お召列車)の模型は白&青塗装が模型では有名ですが、これはダークグリーンの車両となっています。
メルクリンの説明を見ると
・Hofsalonwagen der Kaiserin. カイザーリン(皇妃)用のサロン車
・Restauriert 2005 im Zustand von 1915. 2005年に1915年当時の姿に展示用にレストア※
※ポツダムのカイザーバーンホフ(Potsdam Kaiserbahnhof)に展示されている車両で、それを模型として製品化したと思われます。

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本製品はアクリルカバー付飾り台が用意されており、また説明書には当車両の説明・写真がついています。

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屋根を外すときれいな内装が見えてきます。

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Hofzug_05Hofzug_051

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内装は床に複雑な模様をした絨毯を表現し、ストーブ、洗面台、広間なども表現しています。

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標準で室内灯(電球)が装備されているので点灯した状態で撮影。

Hofzug_09

最後にプライザーのヴィルヘルム2世夫妻の晩年の姿をモデルにしたフィギュア(Preiser 12196)と車両を合わせて撮影。(なお実際には1915年頃だとまだ50歳代なのでここまでおじいさんになっていないはず)。

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参考
Hofzug Wilhelms II. in Farbe Hofzug現存車両のカラー写真。今回のダークグリーンや白&青などもある。

より以前の記事一覧

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