鉄道系TV

2020年7月 5日 (日)

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■「欧州鉄道模型アンテナ」 ヨーロッパの鉄道模型に関する皆様のサイトの最新更新情報をお伝えします。
 ・「欧州鉄道模型アンテナ  日本語サイトが対象
 ・「Euro-Modelleisenbahn Antenne ヨーロッパサイトが対象

欧州鉄道模型店関連情報首都圏店舗一覧 、イベント等 詳細はリンク先をご参照願います。
<20/5/17更新>

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■直近1週間の鉄道系TV(BSデジタル)

→キーワード検索【鉄道、列車、SL、電車、特急、模型
 その中で気になる番組<20/7/05更新> 

空からクルージング「スイス 氷河特急 マッターホルンをめざして」[SS][字][再]
 7/6 (月) 15:05 ~ 16:05 (60分) NHK BSプレミアム(Ch.3)
ヨーロッパの車窓だけ #10「ルート: ベルリン~ケルン」
 7/7 (火) 2:00 ~ 2:30 (30分) BS12 トゥエルビ(Ch.12)
Japan Railway Journal 選「次代を映す新型車両2019」
 7/8 (水) 4:30 ~ 4:59 (29分) NHK BS1(Ch.1)
ヨーロッパの車窓だけ #11「ルート: ケルン~フランクフルト」
 7/9 (木) 2:00 ~ 2:30 (30分) BS12 トゥエルビ(Ch.12)
ヨーロッパの車窓だけ #12「ルート: フランクフルト~パリ」
 7/10 (金) 2:00 ~ 2:30 (30分) BS12 トゥエルビ(Ch.12)
関口知宏のヨーロッパ鉄道の旅「イタリア編 第2回」[字][再]
 7/11 (土) 23:45 ~ 1:15 (90分) NHK BSプレミアム(Ch.3)
ヨーロッパの車窓だけ2 #2「ナント~ボルドー」
 7/12 (日) 4:00 ~ 4:30 (30分) BS12 トゥエルビ(Ch.12) 


■直近1週間の鉄道系TV(地デジ)

→キーワード検索【鉄道、列車、SL、電車、特急、模型※ご自宅の地域に合わせてから見てください
その中で気になる番組(参考で東京)<20/7/5更新>

世界の車窓から ベストセレクション #10529『アントン号とアルバトロス号 チェコの蒸気機関車が走る』
 7/6 (月) 23:10 ~ 23:15 (5分) テレビ朝日(Ch.5)




■参考情報:「欧州列車編成

ヨーロッパ型鉄道模型を始める際に役立ちそうな情報リンク集

参考情報メモ 模型ツール等「1」、「2」、「3」 模型技法「1」、「2」、「3」 鉄道画像等「

2019年9月16日 (月)

オリンパスのカメラ機能紹介にドイツの鉄道映像

オリンパスのフラッグシップ機OM-D E-M1Xの紹介ページで、鉄道認識AF(インテリジェント被写体認識AF)という鉄道車両を認識してフォーカスが追従してくれる機能の紹介ページがありますが、そこに出てくる映像がドイツの鉄道で、何種類か出てきてますね。
(この機能は模型でも追従してくれるのだろうか?)

OM-D E-M1X 開発者が語る鉄道認識AF(インテリジェント被写体認識AF)

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2018年7月 8日 (日)

模型的紹介[NHK1977年]ヨーロッパ国際特急(8)ラインゴルト号(終わり)

スイスのバーゼル駅からTEEラインゴルト号に乗ります。


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「ラインゴルト号14時31分発、スイスのどの駅にも見られる列車案内板です。」
列車名、行先を入れて、手で発車時刻に時計を合わせてますね。

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「取材班も、このTEEラインゴルト号に乗って最後の旅に出ることにしました」

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「バーゼル駅を出発するとすぐライン川の鉄橋を渡ります。川を超えるともう西ドイツです。」

※書籍からの補足でライン川を渡ると西ドイツ・バーゼル駅に着く(ただし、まだスイス領)。
そこを出発してしばらくすると西ドイツ領。

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「西ドイツの税関職員によるチェックが始まりました。」
補足:13両、500人以上の乗客全員はチェックできないのでピックアップ方式とのこと。

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「ラインゴルト号には、ドイツ語、英語、フランス語、スペイン語、イタリア語を操る女性秘書が乗り込んでいました。車内アナウンスから電話の申し込み、タイプ(ライター)、観光案内まで一手に引き受けています」

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「ラインゴルト号はライン川に沿って走り続けます。」

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ここから、ラインゴルト号を自動車並走し撮影した映像。

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二階建て展望車は既に外れている時代ですが、食堂車系が2両繋がれています。

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最後はヘリコプターからの空撮。

※書籍からの補足:

・ラインゴルトに乗車撮影した取材班はボン駅に夜7時頃到着。
・後日マインツからコブレンツまでタクシーをチャーターして撮影。TEEはラインゴルト、レンブラント、エラスムスなどいくつか走っており、外から見て違いはわからないので、ある時は並走、ある時は三脚で撮影など繰り返し撮影。
・最後にコブレンツのヘリコプター会社でチャーターして空撮。ラインゴルト号だと黄昏時になってしまうのでレンブラント号をターゲットに。
一発勝負なので、レンブラント号が予定通り出発したか駅に電話してほしいと頼んだら「その必要はない。西ドイツ国鉄を信頼しなさい」というパイロットの言葉。事実、予定通り通過し無事撮影できた。
1977年当時の取材班の感想として「かつて、日本の国鉄ダイヤは世界一正確だったが新幹線は運休続き、ダイヤが乱れないことの方がニュースだと皮肉られるくらい。今やスイスと西ドイツのダイヤがAクラス、日本はBクラスに転落した」とのこと。ドイツもこの後東西統一、鉄道上下分離化などあってダイヤの遅延具合はだいぶ変わったようです。
・ヘリコプターで撮影した日に、ラインゴルト号でアムステルダムに向かい到着は夜の11時を回っていた。

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「TEEヨーロッパ国際特急の旅をした取材班にとって、広いと思っていたヨーロッパが狭く感じました。TEEはヨーロッパが一つであることを証明しながら今も国境を越えて走り続けています」


以上で30分番組のヨーロッパ編が終了です。
youtube等の発展により、現地の方が撮影された昔の鉄道映像をたくさん見れるようになりましたが、やはり日本語の解説がある方が分かりやすいですね。
 
この番組のシリーズとして他にイギリス、インド、アメリカがあったようですがビデオを見かけたことすら見たことがありません。ぜひNHKアーカイブで放送してほしいです(DVD化でもOK)。

2018年7月 4日 (水)

模型的紹介[NHK1977年]ヨーロッパ国際特急(7)スイス バーゼル駅

スイスの続きです。


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「フランスと西ドイツの国境に近いスイスのバーゼル、その玄関バーゼル駅はヨーロッパ鉄道の十字路と言われ数多くの列車が行きかっています。」

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「イタリアのジェノバに向かうTEE「ゴッタルド」です。

セッテベロと並んでイタリア※の代表的な特急電車です」

※ナレーションの間違い。車両はスイス所属。

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「パリとチューリッヒを6時間で結ぶフランスの国際特急アルバレート号です」

フランス国鉄(SNCF)のCC72000型ディーゼル機関車とステンレス客車ですね。

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この駅には国内、各国の列車が200本以上出入りしており、このうちTEEは7種類
・エーデルワイス、アイリス:チューリッヒ-ブリュッセル
・ゴッタルド:バーゼル-ジェノバ
・ラインゴルト:ジュネーブ-ボン・アムステルダム
・ローラント:ミラノ-ブレーメン
・ヘルベチア:チューリッヒ-ハンブルク
・アルバレート:チューリッヒ-パリ

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TEE以外にも各国の列車が入ってきます。西ドイツのインターシティ列車。

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「この列車は、遠くモスクワを出発してベルリン、ハンブルクを経由してバーゼルについたところです。」

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「ドイツ、ソ連など各国の車両が繋がれ、この一番後ろのはモスクワからやって来ました。」

※以前紹介した「ソ連からの寝台車」ですね。

書籍によると東ドイツのベルリンでソ連の客車はほとんど切り離され1両だけバーゼルまで来た。

当時は東西冷戦中なので、取材班はなんとかソ連客車の乗客を取材しようとカメラを回し始めたが、すぐにカーテンを閉められたとのこと。

そうそう、子供の頃の東側(共産圏国)のイメージってこんな感じで、下手に知ろう、接触しようとすると大変なこと(逮捕とか)になりそうな雰囲気に思っていました(今の北朝鮮みたいな)。
ところが、そんな当時の東ドイツに蒸気機関車を取りに行ってた日本人が結構いたってのがすごい行動力だと思いました。
IMONの社長さんの東ドイツBR01撮影とか、ブログ「今日の1枚(ヨーロッパの鉄道を訪ねて)」さんの東ドイツザ-ルフェルト機関区の様子とか。

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動力付きの販売カーゴです。

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「ホームに奇妙な紅白の棒がありますが、実は国境の標識です。正確にはスイスバーゼル駅とフランスバーゼル駅に分かれています。」

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「スイス領域ですが便宜的に駅に国境を設けて出入国手続きと税関検査を行ってます」

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「乗務員の姿も国際色豊かです。赤い鞄はスイスの車掌。黒い鞄は西ドイツの車掌です。」


次回はラインゴルト号に乗車です。


前回:模型的紹介[NHK1977年]ヨーロッパ国際特急(6)オートクシェット
次回:模型的紹介[NHK1977年]ヨーロッパ国際特急(8)ラインゴルト号

2018年6月23日 (土)

模型的紹介[NHK1977年]ヨーロッパ国際特急(6)オートクシェット

南フランス観光の中心ニースの朝からです


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「パリを夕方出発した夜行寝台列車が到着しました。」

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機関車の後ろに食堂車、その後ろに寝台車が連なってます。

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「寝台車の後ろには、マイカーを積んだ車両がつながっています。フランスではオートクシェットと呼ばれ乗客が寝台車でぐっすりと眠っている間に車も一緒に運んでくれるというわけです。」
ドイツだとAutozugと呼ばれている列車体系ですね。

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「車を降ろして乗客に渡す人たちは「ジョッキー(競馬の騎手)」と呼ばれいかに早く乗客に車を渡すかが彼らの使命です。」
「このサービスシステム(オートクシェット)、乗客の評判は上々でフランスだけでなく多くの国で採用されてます」

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「こうして車を受け取った乗客達は思い思いのバカンスを楽しむため旅立っていきました」
 
※書籍からの補足:この日は車運車は3両で乗用車は54台積まれていたが、駅に到着・車運車を積み下ろし位置に移動・ジョッキーが乗客に車引き渡し完了までに30分かからなかったとのこと。

「取材班はフランスに別れを告げ、スイスにやってきました。」

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「アルプスのふもとを走る山岳鉄道ブリエンツ・ロートホルン鉄道です。1日に9往復、55分かけて登っていきます」。書籍ではこのころ大井川鉄道と姉妹鉄道になったことが記載されてました。

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この後取材班はスイスのローカル列車に乗りバーゼルに向かいました。

2018年6月17日 (日)

模型的紹介[NHK1977年]ヨーロッパ国際特急(5)ミストラル号

パリから出発したTEEミストラル号の様子です。


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ミストラル号の通過シーン。ステンレス客車の中に1両だけ赤車体に白い帯の古いキャピトール号用の客車が混じってました。

「ミストラルとは南フランスのローヌ川沿いに吹き降ろす風のこと。国内列車でTEEに加えられているのはミストラルだけです(補記:この後いくつかの国内列車でTEE名乗るのは増える)」

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ミストラル号の社内。

※ここで?となるナレーションが。
「客車は1等車と2等車、1・2等の併用車に分かれています。定員は1等車が54人、二等車が66人」

TEEなのでオール1等車のはず。この後の末期でもミストラルは2等車併結してないと思うので何か勘違いしているのかも(コンパートメント車とオープン車の違いとか?)

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「こちらは車内バーです。チーズやサンドイッチもありますが、乗客のお目当てはやはりワインのようです。」

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「車内バーの外れには売店。日用品や装飾品、土産物が売られてます。」

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食堂車は乗車前に予約が必要。フルコースにたっぷり2時間はかけるとのこと。

※書籍から補足:
食堂は回転率悪すぎで赤字とのこと。
予備知識では理髪室やタイピストなどがいるビジネスコーナーがあると聞いていたが1977年の時点でとっくに廃止されていたとのこと(赤字のため)。そういえばJouefのTEEミストラル客車セットにはそんな区分の車両もあったような。

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車内の犬の様子。廊下や乗車口付近だけでなく、食堂車の中にも連れてきて他の客も撫でてたりする。

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牽引する”CC6501”型機関車の運転室。

※書籍からの補足:リヨン駅で運転室に行き、フランス国鉄広報局発行の「ミストラル車内撮影を許可する」メモを運転手に見せたが「これは車内と書いてあるが、運転室も良いとは書いていない」と突き返されたが、「まあいいよ」というので乗せてもらったとのこと(乗ったらすごい親切だったらしい)。


パリを出てから9時間。ニースにつく頃には日もとっぷり暮れていました(午後10時25分)。


前回:模型的紹介[NHK1977年]ヨーロッパ国際特急(4)パリのリヨン駅からミストラル号乗車
次回:模型的紹介[NHK1977年]ヨーロッパ国際特急(6)オートクシェット

2018年6月 3日 (日)

模型的紹介[NHK1977年]ヨーロッパ国際特急(4)パリのリヨン駅からミストラル号乗車

次の映像は、パリを出発するところからスタートです。


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「パリは行先毎に駅が別れており、ここリヨン駅は南フランスやイタリア方面への始発駅です。」

※補足:バカンスに出かける人の荷物はすさまじくスーツケース2,3個では済まず「2、3週間が当たり前というのが我々のバカンス観とはスケールが違う」との評。ポーターの用意した台車に載せて駅構内へ入っていく。

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「ちょうどバカンスシーズンを迎え、リヨン駅はコートダジュールなど地中海沿岸へ避暑に出かけようという人でにぎわっています。」

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「たくさんの身の回り品と合わせて犬も同伴です。」

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「フランスのTEE「ミストラル」を牽く機関車は”ゲンコツ”という愛称で知られています。」

誰が言い出したか不明ですが、1977年時点で日本では”ゲンコツ”という呼び名は広まっていたようです(フランス語では違う単語表現なので、どなたかがうまい表現を最初にされたのでしょう)。

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「午後1時20分、「ミストラル」は南フランスのニースに向けて出発しました。」

※補足:このミストラルは満席で、後を追うように臨時のミストラルも出発。
ちなみに、少し古い型のステンレス客車(DEV Inox)+赤い荷物車が反対のホームにちらちら見えてますね(おそらくL.S.Modelsなどで模型化していたタイプか)。


前回:模型的紹介[NHK1977年]ヨーロッパ国際特急(3)エトワール・デュ・ノール号乗車
次回:模型的紹介[NHK1977年]ヨーロッパ国際特急(5)ミストラル号

2018年5月27日 (日)

模型的紹介[NHK1977年]ヨーロッパ国際特急(3)エトワール・デュ・ノール号乗車

前回のTEE提唱者デン・ホランダー博士のインタビュー後、アムステルダム中央駅からヨーロッパ国際特急の旅に出ます。


 

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TEEのエトワール・デュ・ノール号(北極星号)に乗りパリに向かいます。

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女性が乗り込もうとしたら扉がしまってしまい、どうしようという様子。

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車掌さん。

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アムステルダム中央駅を出発するTEE エトワール・デュ・ノール号。ベルギー国鉄(SNCB)の15型機関車と、ステンレス製のVoiture TEE PBA客車が3両。うち1台は電源車兼なので旅客扱いは2.5両分。
 
書籍から補足:
それでもガラガラだったとのこと。
ベルギーのブリュッセルで7両追加して10両編成に(座席もほぼ半数は埋まった)。ここで機関車もフランス国鉄(SNCF)のCC40100型へ交代。
アムステルダム-パリは5時間14分。うちブリュッセルーパリ間はノンストップで2時間半。
厳しい税関チェックはなく、「国境を無くすというTEEの理想を実現している」との評。
(アントワープでベルギーの税関職員(ラフな私服)と車掌が乗り込んで、車内をちょっと行き来し2,3人にパスポート提示を求めただけ。パリ北駅も同様にピックアップで簡単な荷物検査のみ。)


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この後取材班は、(ほぼ)TEEを使って、パリ、ニース、バーゼルと巡りアムステルダムに戻るルートで旅をします。

前回:模型的紹介[NHK1977年]ヨーロッパ国際特急(2)TEEの提唱者
次回:模型的紹介[NHK1977年]ヨーロッパ国際特急(4)パリのリヨン駅からミストラル号乗車

2018年5月22日 (火)

模型的紹介[NHK1977年]ヨーロッパ国際特急(2)TEEの提唱者

前回のアムステルダム中央駅の続きです。


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あまり日本では見ない、別の列車が止まっているホームの途中から列車が割り込んでくる運行形態でTEE「イル・ド・フランス」号が入線してきます。
牽引する機関車はベルギー国鉄(SNCB)の15型機関車で、客車はフランス国鉄(SNCF)のステンレス製のVoiture TEE PBA客車です(パリ、ブリュッセル、アムステルダム方面用)。

 さて、左側に老人が映っていますが、この方こそ・・・

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TEE(Trance Europe Express)を提唱した、1957年当時のオランダ国鉄総裁、デン・ホランダー博士です。

NHKの取材要請に対しアムステルダム中央駅でTEE列車をバックに取材を受けてくれてたのでした。
(1977年の取材当時、日本を発つ前にもしご健在なら85歳だが可能なら取材したいとオランダ大使館に依頼したとのこと)

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NHK「今のTEEをどう思いますか」

ホランダー氏「TEEがすべてヨーロッパを結んでいるのを見てうれしい。私の望みが実現されて大変満足している。」

「未来はヨーロッパのTEEにとって明るい。またビジネスマンにとっても旅行者にとっても。」

「鉄道は飛行機と競争するのではなく、都市の中心を結び互いによい働きができる。旅行時間はもっと短くなり快適になるだろう。これが私の将来像です。」

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NHK「あなたにあえてうれしい」

ホランダー氏「楽しいヨーロッパ旅行をして帰られることを望みます」


書籍からの補足で

TEEが誕生した1950年代は、飛行機の発展により鉄道による旅客輸送(特に中長距離)に限りが見えてきた頃であり、国境を股にかけて飛び回るビジネスマンは飛行機に乗り換えていた。
最も危機感を持ったのがオランダ(&国鉄)で、四国ほどの面積しかないオランダは100キロから150キロも行くと国境に突き当たる。飛行機と車社会の登場はオランダの鉄道を単なる国内列車に追い落としてしまう。大量輸送の利く鉄道をヨーロッパ中に張り巡らせないとオランダの発展も望めない。
ということで、飛行機に対抗するための具体的な対抗手段として、国際特急、ビジネス特急となるTEEを提唱。列車は昼間のみで300から5・600キロぐらいの中距離をターゲット。
各国の国鉄が参加する国際組織を作り、ダイヤの編成、新車両製造、入国審査の簡素化、高速化、電気関係の調整などについて合意をし、国際組織の承認を得はじめてTEEを名乗れるようにした。
 
なお、1977年取材当時はTEE発足20年目であるが、書籍によるとこの当時で成功していたかの判断は答えに窮するとのことで、
一つの指標としてTEEの利用率:60%スイス、50%フランス・イタリア、50%以下ドイツ、30%オランダ
といった感じであるが、発足当時からすると本数も増え速度も上がっているので、「徐々に成功しつつある」というのが当時の記載です。

実際はこの後、TEEのオール1等車といった点などが徐々にニーズと乖離してきて1,2等車編成のユーロシティ・インターシティに徐々に置き換わったり、TGVやICEなどの高速列車網が発展したことによりTEE列車自体は1990年代に消滅してしまいますが、ホランダー氏の思想は形を変え今に続いているのではないでしょうか。

取材班はホランダー氏のインタビューが終わった後、TEEに乗車することになります。
 

2018年5月19日 (土)

模型的紹介[NHK1977年]ヨーロッパ国際特急(1)アムステルダム中央駅にて

うなぎのかばやきさんのブログで「ヨーロッパ一周TEE乗り継ぎ夢想の旅」として、模型車両を交えながら1980年頃にTEEでヨーロッパを回ったらという架空旅行記事がありました。

 
これを見て思い出したのが、TEEの時代に実際に鉄道でヨーロッパを回った番組です。

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NHKで1977年に放送された「世界の鉄道」4回シリーズの番組の一つに「ヨーロッパ国際特急」の回がありました。

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(イギリス・ヨーロッパ・インド・アメリカの4つを取材し紹介した番組)
 
と、いかにも当時放送を見ていたかのように書いていますが、実際はこの番組のVHSビデオ版(30分)を入手して見たものです。
(ぜひNHKアーカイブスの鉄道特集などで放送してほしいものです)

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この時の取材内容や裏話などを書籍化した「世界の鉄道」(NHK取材班)も入手したのでそれも踏まえて紹介していきたいと思います。

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番組のスタートはオランダのアムステルダム中央駅から始まります。

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アムステルダム中央駅は東京駅のモデルになったと紹介されてます。

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「オランダ国鉄の黄色いカラーの犬のような頭を持つ列車はインターシティサービスのダイヤに指定され、オランダの都市を結んで頻繁に走ってます」

「このアムステルダム中央駅にはTEEと呼ばれるヨーロッパ国際特急がフランスや西ドイツを結んで何本も出入りしています」

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「この列車、西ドイツから来たベートーヴェン号もその一つ。ここで看板をレンブラント号に切り替えて再びニュルンベルク、フランクフルト方面に向かいます」

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列車はオランダ国鉄(NS)1100型機関車と客車3両。うち1両は赤・ベージュのTEEカラーでは無く、赤茶色の通常用の食堂車でした。代用でしょうか。


アムステルダム中央駅はもう少し続きます。


次回:模型的紹介[NHK1977年]ヨーロッパ国際特急(2)TEEの提唱者

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